母方の伯母が亡くなってこの秋3回忌をむかえます。従兄弟が伯母の自宅を整理してたら「冠婚葬祭用のお椀やお膳が揃っているけど、要るならやるぞぉ~」と言うので、のぞいて来ました。
昭和初期に買い揃えられた塗りのお膳やお椀。思っていたより量があるので、もう少し涼しくなってからじっくり見ようということになったのですが、取り合えず塗りの菓子器と、水をはって杯を入ていたらしい陶器の器を頂いてきました。菓子器は、どこかの記念品で頂いたようで、伯母が普段使いしていたものらしくかなり傷んでいるのですが、花びらは螺鈿でした。時代が違うからなんともいえないのだけど、記念品に貝細工ていうの、今では考えられません。博物館や美術館にある芸術品は、それはそれは素敵だし、使ってもいいと言われてもある意味怖くて使えないけど、器も人が手を触れ、大切に使ってこそ器は嬉しがるのでは無いかな。人の手で作られた陶器も木地も手に納まりがいいのは、作り手の温もりがまだどこかに残っているのかもしれないなどと、伯母の遺品を見て、少し感傷的になっております・・・・。しわくせきざいHP
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