一昨日、お墓の花立を替えてほしいとの、ご依頼がありました。丁度時間がとれたので、早速、昨日お墓を見せていただきましたが、きちんとした花立がついており、なんら替える必要などないように思いました。そこで、話を伺ってみると『昭和14年に、今はもう亡くなっているおばあさんが、 お墓は建てたのだけれど、 当時は花を供えるのに竹の筒を使っており、 20年ほど前におばあさんが亡くなった時、 知り合いの人が、どこかから持ってきて 置いてくれた』とのこと。さらに、お話を聞いてみると『ある日のこと、近所の石屋さんが、 「あの花立、ここに据えたんなぁ~」と 言うのを小耳に挟み、それからずーと 他所のお墓の必要でなくなった花立を 置かれたのでは?と気になっていた』と言うのです。しかも、近年ご家族が、つづけて3人も入院されたとかで、どうしても気になって、気になってしょうがないとのことなので、花立を替えさせていただくことになりました。この仕事をしていると、気持ちの問題だなぁ~と思うことによく出会います。それでお施主様の心の平安が保てて、心配事が減るのなら、お役に立てて、嬉しい限りです。
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