名前、間違われるとイヤですよね。

この夏は『お盆までに字彫りして下さい』のご依頼が、いつもの夏より多かったのですが、お陰様で、お盆までに彫り上げることが出来ました。石に彫る文字の確認には、彫った石が破損しないかぎり永久に残りますから、かなり神経質になります。普段は当用漢字をお使いの方でも、お墓に刻むとなると、戸籍に記されている漢字を刻んでと言う方も多いです。例えば日常のサインには、『渡辺』と書いても、戸籍の『渡邊』の字を使って下さいとか、お預かりした字を、墓石に彫る原寸大の筆文字に書き上げて確認に伺うと「戸籍の字は、ここに横棒がある・・・」とかの、お話になる事があります。自分の名前を間違われるのは、呼び方であろうが漢字であろうが、なんとなく嫌な気分になります。もちろん、お亡くなりになった方もいやに違いないと、お知らせいただきさえすれば、うちはお誕生の時に名付けられた漢字を書いて、彫るようにしています。この漢字、『`』あったのかしら?と普段パソコンのワープロ機能に頼りっぱなしなので、迷うことが多いのですが、そんなときは辞書をひきます。しかし、近ごろ疲れていると辞書の文字が読みにくいときがあります。果たしていつまで、裸眼で辞書の文字が読めるでしようか?(笑)

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