この所の寒さは、小鳥の水飲み場になっている手洗い鉢の水も凍らせていました。ここ1年くらい、セキレイやスズメをよく見かけます。鳥たちは寒さを物ともせず、元気な姿を見せてくれます。
話し変わりますが、お墓を建てるとき、石に刻む戒名(法名)や家紋をお預かりします。これも、いわゆる個人情報だと思いますが、皆さん信用してお渡しくださいます。古い時代のお位牌は、手書きされた文字が達筆すぎて読めなかったり、旧字体の漢字や当て字、明らかに誤字だと分かる字を書いてもることもあります。書いた人の意図が時を経て、受け取る者の知識不足や、すでに古典の領域に入り、これからの人が分かるだろうか?と言うことなどにも出会います。そういう時、資料的なものをお渡ししたり、ご相談にものりますが、最終的にはお墓をお守りするお施主様とご家族様にお決めいただきます。・間違いだと思うけど、位牌に書かれているとおりにします。・先代が決めたことなので、それを守ります。・深く考えずに、当て字をつかったのだろうけど、親が決めたことなので変えません。・次の世代が読めるように、当用漢字で書いてください。理由は様々ですが、考えて納得された答えには迷いがないようです。それから、人が介在しているものには、ミスや手違いが起こるのは仕方ないと思います。また、時代が変われば、人の考えも変わり、世の中の流も大きく変化しています。なので、人が関わったものは不確かなものの集まりかもしれません。この頃、時代が変わってもお墓を守り受け継ぐ人たちの『ご先祖様や、私の大切な人がここに居る。この思いを子にも孫にも』と言う思いがお墓文化の存続を支えているのでは?と、何となく思うんです。しわくせきざいHP
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