ホームレス中学生

ホームレス中
今日、カットに行ってきました。美容室ブローチさんには、オーナーさんと奥さんの趣味で、いろんなジャンルの本が置いてあるのですが、その中に話題の『ホームレス中学生』があり、早速読ませていただきました。麒麟の田村くん、文章はうまいとはいえないけど、書かれてあることは、心にしみる内容でした。そして、読みやすかったのでカラーリングとカットの間に、読み終えることができました。

お読みでない方もいると思いますので、詳しい内容は控えますが、カラーリングの待ち時間にそれまで我慢していた涙が思わずこぼれてしまったところだけ、ちょっと書きます。本の中頃(だったと思う?)に田村君と高校の担任の女の先生のエピソードが書かれているのですが、この頃の田村君は『自分は用の無い人間で15年も生きれば十分だ。亡くなったお母さんのところに早く逝きたい』と、ひたすら考えていたようです。その話を聞いた担任の先生が、田村君に手紙を書いて渡すのですが、手紙には、田村君を好きで必要としている人が自分を含め、田村君の周りにどんなにたくさんいるかということが、書かれてありました。そして、手紙を読んだ田村君は『生きます』と先生に言う事が出来たのです。本を読み終えてからこの件だけ、何度か読み返したのですが、自分は誰からも必要とされてないと思うことは、人が自らの命を絶つ大きな要因になるのでは?と思えました。また、身近な人をお見送りになった方が、悲しみは悲しみとして受け止めて、これからも元気に前を向いて生きていこうと、気持ちを切り替えることが出来ないのは、自分を一番必要としてくれた人がこの世から居なくなってしまったと、考えるからなのかなぁ?と、思ってしまいました。この本200万部売れたそうですが、自分の周りにこんな人が居たらどんなに幸せだろうと思う人が登場します。田村君は、その人達にたいそう感謝していますが、『類は友をよぶ』で、似たタイプの人が集まりますから、麒麟の田村君が人の気持ちの分かるやさしい人なんだろうと思いました。相方の川島君については、さほど書かれてありませんが、やはり相方の川島君も心根のやさしい人なんだろうと想像しました。この世も捨てたものじゃないと、思わせてくれる内容の本でした。塩飽石材HP

コメント

  1. しわく より:

    拍手、感謝です。是非に読んでくださいとは言いませんが、読める機会があれば読んでみてください。

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