国産材と外国材の違い

昨日は、大風でした。お陰で、事務所の隅には、木の葉の山が出来ていました。一昨日と昨日、商社の営業さんが続けて営業に来ました。二人に『国産材と中国材の違いて考えたことある?』と、同じ質問をしてみました。一人目の営業(営業3年目)『中国材にも良い石と言える石もあるので、 質の善し悪しは、一概に言えませんが、 50年・100年・・・と、年数を重ねた時 石がどのように変化しているかを、中国材は 把握できていません。そこが違いと言えるかな・・?』二人目の営業(営業1年目)『難しいですね。基本的には石は石なので、 あまり変わらないと思いますが、 もしかたら、気候風土の違いが、 何十年後かに、出てくるかも知れませんね。』国産材は原石に関わっている人が、何百年、何十年と、受け継がれてきた知識を持ち、石の性格を見極めて、原石を出荷している。しかし、中国材は、日本に入ってくるようになって、わずか、20~30年。今輸入されている石が、100年後に日本の風土の中で、どう変化するのか?しないのか?誰もまだ知らない。二人目の営業さんが言うように、確かに石は石なのである。国産の庵治石も青木石も、工業技術センターに吸水率・かさ比重などを、試験してもらうと、数値は、ほとんど変わらないのである。しかし、石屋が見ると、イチイチ名称を書かれていなくても、庵治は庵治、青木は青木と、分かるのである。また、見比べると、一般の方にも、同じみかげ石でも色合いや模様の違いから、産出地が違うと理解していただけるのである。気候風土が、中国石に及ぼす影響を知るためには、長生きするしか無いようです。(笑)

コメント

  1. 夢丸 より:

    しわくさん、はじめまして~夢丸と申しますよろしくお願いします。。石の説明って難しいですよね科学的に数値で良い悪いを決めれる物でもないでしょうし・・・給水率だけをとってみると庵治石より青木石の方が少ないのに雨上がりなど青木石の方が水を含んだように見えますよね色合いの違いでそう見えるだけなのでしょうか?随分と昔、青木石もよく使っていましたよ会社によって呼び方も違うのでしょうけどそこでは白口、黒口って言っていましたが黒口は大島石と見間違えるほど綺麗でした。。しわくさん、お仕事!頑張って下さいね。。

  2. しわく より:

    夢丸さん、ようこそおいで下さいました。ここ2日間お休みを戴いておりましたので、お礼が遅くなりました。コメントの内容からして、夢丸さんも石屋さんかな?と、拝察しております。しかも、青木石を可愛がっていただいていたようで、本当にありがとうございます。>そこでは白口、黒口って言っていましたが今でも、白口、黒口という呼び方をしますし、うちのお得意様では、薄手、濃手と言うところもあります。夢丸さんが、黒口の青木石の美しさをご存知だと知り、とても嬉しかったです。また、お気が向いたら遊びにお越し下さい。(お辞儀)

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