『言葉不足?説明不足? その1』の続きです。『その1』を読んで無い方はその1を読んでから、お進みくださいませ。で、続きです。現場の確認なので、旦那さんも一緒だったので、即座に「それ、違いますよ! 中国の石も国産の石も自然の物ですから、 数年で変化する場合も有りますし、 ほとんど変わらない場合もあります・・・・」と、お話させて頂きました。ご婦人と石材店の営業さんとの言葉の解釈の違い、営業さんの言葉不足もあったと思いたいのですが、こういう事は、石に対しての誤解を生む元だから、何もご存じないお施主様にたいして、石屋・石材店と名のつく職業の人は正しい事を、きちんとお伝えする義務があると思います。今から50年前というと昭和32~33年(1957~58)頃だから、今の天皇陛下のご成婚の1~2年前となりますが、自分たちの経験から言いますと、昭和30年代に作られたお墓で、中国の石のお墓は目にした事が無いのです。しかも日中国交正常化が昭和47年(1972)で、田中角栄総理の訪中の様子を覚えておいでの方はたくさんいらっしゃると思いますが、国交が正常化されてまだ35年なのです。外国材は、戦前から輸入があったようですが、中国の原石は、日中の国交が正常化される以前は、輸入されてはいないと考えられます。それから、石は自然の物ですので、排気ガスやアスファルト粉塵の多い場所にあるお墓、鉄工所、鉄道沿線にあるお墓、海風のあたる場所など、置かれた環境で変化の仕方が違います。ですので、日本で過ごす50年で、中国の石がどのように変化するかまだ誰も知らないのです。というか、輸入が始まって50年は経っていないので、日本では、誰も見たことが無いのです。このお話を聞いて、悲しかったのは日本人が日本で取れる原石を悪く言った事と、営業さんが、自分が売りたい石を進めるために、他の石を悪く言った事です。こういう事って、目先の欲に走っていて、石屋が自分で自分の首を絞めているような事だと思います。こんな石屋にはなりたくないから、今日もお仕事がんばろう!
コメント
しわくさん、こんにちは~さすがしわくさん、説得力のある言葉ですね(^_^)で…この営業さんって説明不足というよりも、知識不足??というような感じがしますね(苦笑)
夢丸さんのおっしゃるように、知識不足ですよね。私は、たまたま嫁ぎ先が石屋で、お客様のお相手をするようになったとき、門前の小僧なんとかで、特に習ったわけでもないのに初歩的な知識はある程度ありました。人手がないときは、下手間で現場に入るから、お墓の建つ過程も頭の中に入ってる。これって、恵まれてるんだと思います。石材店に営業として入ったら、修行期間もそこそこに、プロの販売員としてお施主さまの所に行くんでしょうねぇ。同じ石に携る物としては、ちょっと考えさせられます・・・・。
有難うございます。拍手、ふたつ頂きました。(^_^)
しわくさん、これを読んで、とても、感動しました<しわくさんに、、、>~しわくさんの、お仕事に、対するふかい思いを、感じました。うまくいえませんが、今の社会の問題は、みな、こういうことなんだなぁ~と、感じました。
KiKiさん、過分なお褒めの言葉を頂き、大汗をかきながらも、大変嬉しく読ませていただきました。(ぺこり)>今の社会の問題は、みな、こういうことなんだなぁ~『わが身一番』と言う営業さんの気持ちも分からなくはないのですが、やはりそういう商売は長くは続きません。日本も膿を出しきって、早く軌道修正できると良いですね。
うれしいなぁ~。こんなに拍手いただいて、感謝です。
拍手!四っつ頂きました。勇気湧いてきました。頑張ります。