霊標と、法名碑

昔は、お墓本体だけだったのが、いつの間にか戒名(法名)を刻む板が出来ました。一般に霊標と呼ぶ場合が多いようですが、法名板と呼ぶ石屋さんもいます。霊標も法名板も、まったく同じ物なのですが、うちは、宗教上のお名前を戒名と言い表す場合、霊標と言い、宗教上のお名前を法名と呼ぶ場合には、法名板と呼んでいます。それから、戒名と呼ぶ場合、板の最初に『霊標』と刻み法名と呼ぶ場合は、『法名碑』と刻んでいます。

先日お墓を建てていただいたお施主様は、浄土真宗なので板の最初に『法名碑』と刻みました。このお墓は、お寺の中にあるのですが、法名板の前には、お寺様のご指示で、花立をおつけしました。それから、ここのお寺様から、「地面と板は、金運逃げんように、ひっつけといてやぁ~。」と、もう一言。↑こういご指示、初めてだったのですが、お施主様の金運UPのお手伝いができればと、お寺様のご指示通り、はめ込み式の法名板にしました。 

コメント

  1. まほろば より:

     法名・・というのは、浄土真宗(いわゆる一向宗)だけでしょう。 というのは、私たち浄土真宗では戒律を持たないからです。ですから戒名ではなくして、法名・・といいます。それを刻むのは、法名碑とか法名板ですね。石屋さんの責任ではありません。 施主が、きちんと、自分の宗派を名乗って刻んでいただくものです。 ちなみに、法名というのものは、本山とか檀那寺で、ご門主さまが「帰敬式」という行事を行い、おかみそりを三度、頭に載せます。「帰依仏 帰依法 帰依僧」という三帰依です。 つまりは、お釈迦さまのお弟子さまにしていただく儀式で、その仏弟子の名前が法名・・・というわけです。 一般の宗派ではなくなった時に、住職さんが戒名として与えて下るようです。 

  2. しわく より:

    >法名・・というのは、浄土真宗(いわゆる一向宗)だけでしょう。はい、今まで法名と刻んだ方は、おっしゃるとおり一向宗の方でした。ところで、浄土宗は法名とは言わないのですか?今度、お墓の移転の依頼を受けたお施主様の宗教が、浄土宗なのです。ご存知でしたら、お教え願えませんか(お辞儀)

  3. まほろば より:

     浄土宗は、板塔婆を使うし、五輪塔も建てますから、おそらく、「戒名」だと思います。ただ、あそこは・・・・・禅定門とか、禅定尼・・・を使いますから・・・「戒名」なんでしょうね。 遅くなりました。

  4. しわく より:

    拍手、またいただきました。励みになります。

タイトルとURLをコピーしました