今日は、久しぶりに仕事の話をします。この春の彼岸は、おかげ様で、仕事が賑わいました。賑わうという事は、納期の無い仕事が入るということでお天気の心配や仕事のアクシデント(石のキズなど)への対応をいっぱいすると言う事ですが、このご時世、お仕事がある事は、誠に幸せな事です。(にっこり)お彼岸の入り前に、お墓のお世話をさせて頂いたお施主様に『うちのお墓で良かったら、皆に見てもらって、かまわんよぉ~(下さい)』とご快諾いただきましたので、墓所・墓石のリフォーム完成写真HPの『墓石』の最後にあげてますので、興味のある方は、ご覧下さい。尚、お墓のリフォームの場合は、他家に使われていた石は使用致しませんし、出来ません事を、お知らせしておきます。
このお施主様には、亡くなったご母堂様が昭和14年にお建てになったお墓がありました。初め、追加字彫りのご相談だったのですが、うちの建てたお墓の写真をご覧頂きながら、最近のお墓事情などご説明してくうちに、お墓のリフォームの写真に非常に興味をお示しになりました。お施主さま 「このお墓、ほんまに古いお墓の石、 磨きなおしたんなぁ~!?」しわく 「真石・上台・下台は、キズが無かったので、 ご先祖様が建てたお墓の石を磨きなおしました。 後の石は、キズで使えなかったので お墓の寸法に合わせて新しくお作りしました」お施主さま 「新しいお墓に、おとうちゃん〔ご主人様の事〕 入れてあげたいんやぁ~。 やけど(だけど)予算がなぁ・・・」しわく 「石代がかからない分、安価になりますよ」お施主さま 「うちのお墓も、磨いたらきれいになるやろかぁ~?」しわく 「はい、お施主さまのお墓はみかげ石の庵治石と青木石を お使いなので磨けば新しく作った物と 同じ輝きが戻ってきますよ。 ただ、磨くので現在のお墓の大きさよりは一回り、 小さくなりますがいいですか?」お施主さま 「小そうなるんは、ええんやけど(いいのだけれど) うちのお墓は、どこの石が使えるんかなぁ~?」それから、お墓を再度見せて頂き、庵治の細目石で作られた真石(○○家累代ノ墓と彫りこんであるパーツ)は使用し、ナゼと呼ばれる帯状のキズがあった台石などは廃棄して、先の台石と同じ青木石で新たに作ることになりました。お墓の開眼と納骨の日にお施主さま 「おとうちゃんを、こないに(こんなに) けっこなとこ(綺麗な所)に入れてあげれて 良かったわぁ~。 ご先祖さんも、喜んどるわなぁ~。 しわくさん、ありがとなぁ~~。 うちのお墓の写真みんなに見てもろてつかぁ~。 (見て頂いてください) うちのけっこ(綺麗)になったお墓みて、 予算がないけん(ないので) できんなぁ~(出来ない)と 思とった人(思っていた人)が、 これやったら、出きるとなるかもしれんけん・・・」 (なるかもしれないから・・) お施主さま、お気持ち、誠にありがとうございます。
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