今日は、ちょっと長くなりますが、↑写真は30年ほど前に、お給料をはたいて買った時計です。ある日突然、長針が外れているのを見つけたのですが修理してくれる人が見つからなくて、永らく引き出しの隅で眠ってました。
ところが、ひょんなことから、時計屋だった大叔父のお弟子さんが見つかり 修理してもらえ、また時を刻み始めました。(嬉) 「この時計、何回か電池交換してますね。(はい、ご明察) その時、一ヶ所純正部品無くされてますね。 (えっ!そんな事聞いてない!信頼してたのに・・・涙) この時計の製造は終わっているので、この時計のはもう無いけれど、 こういう部品が入っていたんですよ。 おそらく、時計を開けたとき、無くされたんでしょうなぁ~」 と、他の時計の部品を見せながら、私の時計の いかにもお粗末な、まがい物のパーツを指差しながら、説明してくれました。(涙) そして、 「時計に詳しくない人が電池交換して、 部品を定位置から、微妙にずらしてますね。 (確かに、電池交換頼んだ人、職人さんじゃなかった・・・) 裏蓋の内側にメモ書きの紙を貼り付けているので 人が出す微量な電気をアースとして逃がす役割を メモ紙が邪魔してましたよ。 (うわぁ~、ゼンゼン知らんと使とったわぁ!!) つまり電池交換が、故障に繋がったんですよ。(へぇ~、ビックリ!)」 と言う説明を修理に出したときしてもらったのですが、 今日修理できた時計を貰いに行った時 「最後の電池交換の時、部品の組み方間違ってましたから、 直しておきました。 電池交換も、ちゃんとしないと時計動きませんからね。」と。 知識と技術を持って時計を修理できる人、 香川で10人程度だそうです。 「また、電池交換の時は必ずうかがいますから」と、 ご挨拶して失礼しましたが、 本当に、時計ってとってもデリケートなんですね。 丸亀のお墓のことは、創業明治34年の塩飽石材へ
コメント
マニュアルなんかと関係なく、目の前にある実物の状態を判断して仕事ができる人が、どの世界も少なくなっています。だから、貴重な方を見つけられて、ホント良かった。この時計も手仕事感があって、好きだな〜(^^)
でびぃさん、本当に直って良かったと思います。この時計を見ていると、買ったときの情景が思い出されますが、時計の持つ雰囲気が好きで買ったので、思い出だけでなく、時計が、今と言う時を刻んでいる事に幸せを感じます。