光市母子殺害事件の元少年の死刑が確定したそうです。
事件に対して、何か言えるほどの知識も見識も無いけれど、今朝の地方新聞に、遺族の本村洋さんが『2009年に再婚した。』と書いてあるのを読んで、ホッとしました。この人の何かを知っているわけではないけれど、この殺害事件に関する記事を読んだり単行本を読んだりして、事件の最終判決が出た後の、若い彼のその後の人生を何となく按じていました。過去の出来事は、消えるわけではないけれど、悲しみも、苦しみも歳月とともに形を変えていくのだと思います。形を変えた悲しみや苦しみが、今生きる事の行く手をさえぎる事はしなくなっても、それを認めて手放すことが難しい人もいます。想像すら出来ない、苦難の道を歩まれた事を思うと、簡単に良かったとは言えないけれど、本村さんが過去に留まることなく前を向いて歩いているんだと知り、安堵させてもらいました。しわくせきざいHP
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