お線香の煙に導かれて  秦広王(しんこうおう)

変換 ~ 秦広王             ゲゲゲの鬼太郎のキャラクター秦広王 身内のお葬式には違いないのですが、小さかったので誰のお葬式の時か記憶が定かではありませんが、祭壇の前の線香が短くなっていたので、見よう見まねで、新しい線香に火をつけて香炉に立てると、

「仏さんが迷たらいかんけん、葬式の時のお線香は、一本線香やでぇ~」と、短くなった方の線香の、火のついた部分を大叔父が灰の中に埋めました。『祭壇にともされたロウソクの光りが、死での旅路の足元を照らし、線香の煙が魂をあの世に導いてくれる』と教えられ、亡くなった人にとって、お線香の煙は本当に大切なんだと知りました。死んだ人の魂は、初七日(しょなのか)に不動明王の化身と言われる裁判官たる秦広王のところに行き、最初の裁きを受けるようですが、秦広王付きの書記官が生前の善行、悪行を書き留めていて、嘘をついても無駄なようです。その後、魂は三途の川を渡るようですが、この川も浅い所、深いところがあって、生前の罪状によって渡る場所が違うようで、この決定権を持っているのが秦広王だそうです。あるお寺さんが、「初七日に不動明王さんにお会いして、その炎で、生前の罪を焼いてもらうんや」と、話された時、「魂がきれいになるためのステップ1、なのね」と、いう気がしました。ところで、亡くなった方を思ってする初七日の法要は遺族の追善となり、追善が魂の罪を軽くするらしいのですが、そういうこと皆さん知ってましたか?次回は、釈迦如来の化身と言われている二七日の裁判官、初江王(しょこうおう)のお話しです。ところで、『二七日』をどのように読まれましたか?もしかして『にじゅうしちにち』と、読んでませんか?どうも、審判を受ける日は『七日(なのか)』サイクルであるようで、『ふたなのか』と読むのが正しい読み方です。しわくせきざいHP

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