摩尼車

↑写真は摩尼車（マニクルマ）です。ぼん鐘を鳴らし、中央にある般若心経を彫った石の車輪を一回廻すと般若心経を一回唱えたのと同じ意味を持つそうです。

６月に真言宗の寺院からご依頼いただいた摩尼車がお盆前に完成しました。摩尼車の車輪がうまく回るかどうかが、最大の心配事だったのですが、お陰様で無事まわり、ホッとしました。この車輪、ベアリングのお陰で簡単にクルクルとよく回りなかなか止まりません。なので、お年寄りから小さなお子さんまで、労無くまわされているようです。お寺さんは『しわくさんの暇なときでエエで～』と、おっしゃいましたが、できるだけお盆に間に合うようにと、段取りしました。それで、この摩尼車の柱石に使われている６６３と名づけられた石。留学僧の空海が遣唐使船の難破により流れ着いた海岸から一番近い山から産出している石だそうです。このこと↑、まったく知らなかったのですが、石材商社の駐在員をしていた同級生が教えてくれました。お寺さんもうちも石の持つご縁を知らなかったのですが、どうもご縁のあるところに、ご縁のあるものが導かれて来るようです。しわくせきざいＨＰ