今朝ラジオのパーソナリティーが話す、ある政治家と原発の専門家が云々いう話しを聞きながら女優の沢村貞子さんがご自分の祖母に『女は泣いちゃいけないよ』と言われて育ったことを思い出しました。
沢村さんの他に書かれていた事は全て忘れているのだけど、沢村さんが「なぜ、泣いちゃいけないの?」と祖母に聞くと「ご飯の支度が遅れるから」と言われたという下りが、鮮明によみがえってきました。この言葉にムッとなる方もいるだろうけど、この言葉は、夫婦喧嘩をして泣いてる女の人に『旦那に対して、涙を流すくらい悲しかったり、 悔しかったりしたことがあっても、 家には、その出来事と関係ない子どもが待っている。 大切な子どもにひもじい思いをさせちゃいけないよ。』と、諭す言葉だったように思います。政治の事を云々言えるほどの知識も頭もありませんが被災された方の事を、第一に考えればお互いのプライドをかけた「言った」「言わない」という水掛け論は、当然おこらない論争だと思います。これだけ大きな災害を目の当たりにしても、日本の最高意思決定機関には『我欲』を捨て切れない人しかいないのかしら・・・・。しわくせきざいHP
コメント
胸がすくようなエッセーを、残されてますね。私は、何かあると、この方のエッセーを、読み返し、しゃんとした気分にさせてもらいます。‘おんなは、泣いちゃいけないよ’・・・まさに、母は、しゃんと、しなくちゃ~と...ステキな生き方を、された沢村貞子さん、、いつまでも、心の中に、生きてます。>これだけ大きな災害を目の当たりにしても、日本の最高意思決定機関には『我欲』を捨て切れない人しかいないのかしら・・・・。ほんとに!自分が、被災者だったら、どんなに怒り苦しむかと、、、余りにも、、、、この期に及んでも、、、我欲しか、かんがえない<自分を、守ることしか>エライ人が、多いことを、悲しくておもえます。被災者の方たちは、どんな思いだろうかと...。震災のあったときより、違う思いで、心がいたくなるこの頃...
KiKiさんほど沢村さんのエッセイを読んではいないのですが、江戸っ子の粋な日常を描いた文章はステキでしたね。芸能一家のお育ちで、先日亡くなられた長門裕之さんは、甥ごさんでしたよね。政治の世界は、責任追及というものがつきものだけど、いかがなものか?と言うシーンがこの政府多すぎるように思います。ある方が、『かがみ』の『が(我)』を抜けば『かみ(神)』になると話され、なるほど!と思いました。『我』と『欲』これをうまくコントロールすることは、自分も思い当たるのだけど、人間たる身にとってはとても難しい・・・。実状を知るにはあまりに遠い四国から見るTVの中には、感動することと、絶望することが、あまりに多すぎ・・・ます。